大運

算命学での後天運の見方として

毎年の星の回り方と自分の運勢との関わりを見る「年運」

毎月の星の回り方と自分の運勢との関わりを見る「月運」

毎日の星の回り方と自分の運勢との関わりを見る「日運」があります。

もうひとつ、自分の人生に大きな影響を与える後天運の中に、10年毎に 大きな運勢の流れが移り変わる「大運」というものがあります。

「10年ひと昔」と言いますが、本当に10年で大きな運が変わっているのです。

 大運は 生まれた年が陽の干か陰の干なのかによって星の回り方が違います。

もし生まれた年が陽干で相談者が男性だと(男性は陽なので星の周りは順番に星が回ります)

女性は陰なので、陽干生まれの方は「逆運」と言って通常と逆に星が回ります。(順まわり、逆まわりでの吉凶はありません。)

そして、自分の生まれた誕生日から、月の節入り日までの数を数えて

(順の方は次の月の節入り日までの数、逆の方は前の月の節入り日までの数)そして、その数を3で割ります。(あまりが出たら切り上がり)

 例えば節入り日までの数を数えて15あれば3で割ると5になります。すると、この方は5歳運であり、5のつく年の前後で大きな運が切り替わるということが分かります。

<例>女性

        辛   壬   壬        

        卯   子   辰  

        日   月   年

 1歳 辛亥  大半会

11歳 庚戌  支合       対沖

21歳 己酉  対沖       支合

31歳 戊申       半会  半会

41歳 丁未  半会   害        ←天中殺

51歳 丙午  破    天剋       ←天中殺

この方の場合は女性ですが生まれた干が「壬」で陽干になりますので逆運ですので、通常の星の回りとは逆に星が回ります。

(子→丑→寅→卯・・・の逆)

この方の場合は1歳運ですから、1歳、11歳、21歳、31歳、41歳・・・・と 1がつく年齢の時に大きな運が変わります。

 今回は、十大主星、十二大従星は書かずに簡単に年齢と陰占だけ記しました。

これ、ほんと、記号にしか見えないですよね・・・・。

ただ、ざっくりとした見方としては、

この方は辛卯生まれで 日が卯、月が子、年が辰ですね。すると、月支の子と 年支の辰が 半会しています。

そして、月支の子と 日支の卯は旺気刑になっています。

すると、先天的にこの方は 未来のビジョンが広がりやすく前進力があり(半会)https://oyamasimizudaishi.jp/1270/

配偶者と家系は争いやすい(旺気刑)ということになります。

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↑↑↑ 算命学って 色々な見方があるので 何がなんだか、どうやってみたらいいのか分からなくなりやすいので、いちいちリンクを貼っています。

(逆に見にくかったら、ごめんなさいm(_ _)m)

簡単に言うと、半会は融合、前進で(東にあるので←東は未来)

刑は争いです。

 するとこの方は未来に夢が広がりやすい方で、どんどん前進する人ですが家系と配偶者は旺気刑で 争いやすい、ということが、まず分かります。

ちなみに、この方 半会で 水に変化すると

  辛  壬  壬        金性  水性  水性     金 水 水

  卯  子  辰        木性  水性  土性  →  木 水 水

に変化します。

 なんとなく水が多くありませんか?

これは実は「従生財格」と言って 算命学の特別な約束ごとがある格に入格しているとみることが出来ますが、大運の項目で関係ないので、とばします。

(ただ器が大きな宿命とだけ覚えておいて下さい)

(へええ~ そんなものもあるのね、とだけ思っておいて下さいませ。)

そして、この方の場合1歳というはじめての大運で(初旬と言います)

日干支「辛卯」に対して 「大半会」があるわけです。

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これは、特別な約束ごとになるので

これは、大運天中殺の「駆け上がり」条件に当てはまってしまいますが

ややこしいので大運天中殺の駆け上がりは 別の項目で説明します。

(ややこしい例題を選んでしまい、すみませんm(_ _)m 

 ただ、「え!天中殺の駆け上がりというのがあるの!」と覚えておいて下さい。

 大運天中殺は、一見大運に天中殺がないと思われる人にも初旬に

 大きな条件がある方は 未来の天中殺が駆け上がってきて現れるので

 見落とさないで下さい。)

ただ、今は 長くなってしまうので

大運天中殺の陰占についてだけざっくりと、ご説明させて頂きます。

この方は1歳運で 初旬の大運の日支に大半会があり

日は過去、家庭、配偶者の場所なので、そういう方面に偏りますが

この方の大運は1歳~11歳なので そんなに過去も配偶者もないので

家庭(内側)に偏ります。

 ですから、宿命では前進力が非常に強い人ですが案外内向きです。

そして、11歳~21歳までは 日支が支合で 東にある年支が対沖になっていますから

やはり、前進力は少なく内向きになっています。

ところが、

21歳の頃になると 

   辛  ← 大運  己  龍高星

   卯  ← 大運  酉  対沖

己酉が周り(この方の宿命に土性がばちっとなかったのですが)土性が現れ

それが「龍高星(変化、改革、放浪)」の星が回り

過去、蓄積、家庭の場所であった 西側の日支の 卯を 大運の酉が対沖して

壊しています。

 そして東はというと「辰と酉の支合」で

429 Too Many Requests

精神と現実が一致した形での前進があるので

まとめると、この方は

幼少期は内向的だったのか、または田舎だったりして内向きで

前進力は所有しながらも、発揮されることは少なく家にいることが多いのかもしれませんが

21歳の時に今までの過去を壊し(西側の対沖)、

今までの人生を新しく改革、冒険し(龍高星)、そして大体自分が

今まで思い描いていた方向へ確実に前進していくわけです(東の支合)。

そして、31歳~41歳は

月支の半会、年支の半会で勢いがあり大前進していきます。

ところが、41歳からの大運で月支に「害」がまわり

しかも、この方、午未天中殺で、未がまわっているので

精神や現在や手段がブレてきます。そして過去に帰りたい、実家に帰りたい

昔に返りたい、ような気持ちがあるのかもしれないですよね。(西の半会)

そして、51歳からの大運では月支(現在、手段、方法)などに天剋地冲がまわり

日支は破、そして、天中殺が周り

人生の転換期です。

 しかも、この方は午未天中殺ですので(大体午未天中殺の方の場合は自分のと跡継ぎがいない

場合が多いので。今までの業績はともかく、終わりの大運を見るとわかりやすいです)

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すると、この方は割と41歳位から人生がひっくりかえりやすいところがあるのかな、と

大体頭に入れておくと良いのかもしれません。

 でも、人生ってずっといいことが、あるわけではなく

色々なことがあるので、初年期が良い人と晩年良い人がいらっしゃいます。

ただ、その色々の中で 何を自分が経験して何を学び、何を感じるのかが

大事ですので、ひっくりかえりやすい、とか書くと 

「不幸なんだ~」と思う方もいらっしゃいますが、いやいやそんなことない、

大変なことがあったとしても、それも学びの人生で

乗り越えることは常に可能だし、客観的に人生や自分を見つめるということが

大事なことなんだと、思います。

ちなみに大運に天中殺があると

十年おきの運勢の流れなので

人生の10年~20年

長いと60年ほど天中殺に入っていることもあります。

その場合、どうなるの?ということには

後ほど説明させて頂きたいと思います。

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