十二支

十干支、十二支

算命学では、天の空間を十に分けて十干としました。

そして、地上の時間の分類をしたのが十二支です。

(木星が太陽の周りを一周するのに十二年かかることから

 木星を観察することにより地球の一周を十二区分することが出来るようになったのです。)

十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)が空間の分類に対し

日本でも動物などに例えられて馴染みの深い十二支は時間の分類です。

十二支

☆子 <陽の水性 習得本能 方向は北 色は黒 月は12月 季節は冬 徳は智>

   子は陽の水性で習得本能を備えており、陰きわまって陽となる一陽来復の分岐点で

   今から陽を生み出すところから母親、子供の意味があり、子供運は良い人が多いですが

   お子さんがいらっしゃらない場合は財運に恵まれると言われています。

   そして一陽来復の場でもある為、運勢は平坦ではなく運勢の波は荒く 

   運がすごく上がったり下がったりします。初代運の気質があるため

   自分一代で物事をはじめるとことが開運の鍵であるとされています。

☆丑 (陰の土性 魅力本能 方向は北北東 色は黄 月は1月 冬の土用 徳は信)

   土性の中でも、乾燥している土性と湿っている土性というのはあるんですが

   丑土は湿った土です。

   ですから表面は柔らかいですが内面は我が強く、焦ることなく

   ゆっくり粘って人生を歩みます。そこで、若いうちは中々芽が

   出ないこともあるかもしれませんが中年期以降にコツコツとやってきたことが

   花開くと思って、タイミングを見計らって成功するタイプになります。

☆寅 <陽の木性 守備本能 方向は東北東 色は黄色 月は2月 季節は春 徳は仁>

   寅は陽の木性ですので大木です。大木は大きくなるために年輪を重ねてまっすぐ

   育つので我は強いですが、寅木は春の始まりの十二支なので、

   ここから始まるという前進力も兼ね備えており、実際に物事のスタート時に

   良さを発揮するために、仕事で言えば立ち上げ時、人生の出発時

   (一番の人生の出発といえば赤ちゃんですが、幼少期に何をやったか

    何を与えたか、が、この人の人生の基盤になりやすいと言われています。)

   また開発の仕事で力を発揮します。

☆卯 (陰の木性 守備本能 方向は東 色は青 月は3月 季節は春 徳は仁)

    寅木は木性(大木)に対して卯木は陰の木性、草花です。

    草花は大抵群生していて、風がそよぐと一辺にみな揺れます。

    そういうところから協調、協和という意味があり時代の風を読み

    単独行動よりも、組織を作ることを得意としています。

    自分の反対意見があっても頑として受け付けない陽木性とは違い

    にっこり笑顔で対応し受け流しながら敵は作らず、実は心の中では譲らないという

    外側は柔らかく、内側は剛の人が多く政治、経済界などで

    活躍している人には陰の木性の人が多く見られます。

☆辰 <陽の土性 魅力本能 方向は東南東 色は黄色 月は4月 季節は春 徳は信>

   辰は陽の土性で天の土性です。「銀河の河口」に位置しており

   財運とは縁が深い干支ではありますが

   やはり理想と現実のギャップ、内面には高い理想と情熱を持っていますが

   現実での時間の遅さ、現実化するまでの行程のギャップなどにより

   心の葛藤を引き起こしやすい干支でもあり、運勢を最高にもするし

   最低にもします。財運にも縁が強い干支ではありますが縁が強いということは

   大きな財を作るか、または、人並み外れた貧乏になるか、どちらかで

   均衡を保つことは難しい干支でもあります。

☆巳(陰の火性、伝達本能、方向は南南東、色は赤、月は5月、季節は夏、徳は礼)

   巳は感性が鋭く、理性も備えているのですが、この感性と理性が不均等になりやすく

   精神が不安定になりやすい干支です。そういう不安定な精神性が伝達に表現されると

   芸術の才能として発揮されます。内側は暗く、思索的ですが外側は明るく振る舞い

   ます。感受性の強さが六親縁の薄さを作り激情型。外づらがよく内面は悪いと

   されています。

☆午(陽火性、伝達本能、方向は南、色は赤、月は6月、季節は夏、徳は礼)

   午火は陽の火性であり、夏の中心地です。

   それゆえに、激しい暑さを持ち、外側も内側も明で直情型です。

   ただ、オブラードに包まない自分の内面に正直な直情型の性格が誤解を招きやすく

   人生の壁が多くなります。もし人間性が磨かれていれば、衆のリーダーとなり

   皆に慕われますが、人間性が磨かれていなければ、人によって好き、嫌いが

   きっぱりと分かれるような人物と人の目に映ります。

☆未(陰の土性、魅力本能、方向は南南西、色は黄色、月は7月、季節は夏、徳は信)

  未は夏の土用で、野菜などの豊穣を表わし、財運の豊かさを表わします。

  そして、陰の土性である為に粘りがあり、我は強く

  外側に出るのは陰ですが内面は陽で強情です。

  他人との妥協は出来ずに、自分がまわりと協調することはなく周りが

  自分に合わせてくれるまでじっと待ちます。

  一芸に秀でるというよりは色々なことにチャレンジし、多芸多才となるために

  人生の成功は遅く晩年運になります。女性の場合は晩婚になりやすいと

  言われています

☆申(陽の金性、攻撃本能、方向は西南西、色は白、月は8月、季節は秋、徳は義)

   天に配しては、未申の裏鬼門に位置します。

   太陽の陽の気が沈まりはじめるところで、夜の気(陰の気が始まります)

   陽の金性は鋼であり、刀でもあり、剛金です。

   動乱の中の英雄であり、平和な時期よりも世の中が混乱している時期に

   積極的にまっすぐに前進して活躍しますが、短慮の質はあるので

   失敗すると自滅して回復することがなかなか出来ません。

   学んでから動く、というよりは動きながら学んでいくというタイプです。

   現実的であり、目的の為には手段は選ばずドライなので私情には流されません。

☆酉(陰の金性、攻撃本能、方向は西、色は白、月は9月、徳は義)

   太陽が沈む場所で、卯木が春門に対して酉金は秋門で秋の中心地です。

   秋は穀物の刈り取り時期でもあります。

   青々としていた葉は紅葉し散っていきます。太陽は沈み

   万物が終わりをつげるところから官の最高、名誉、名声の意味があります。

   プライドも最高で、内面は直情型ですが外側には気品が見られます。

   気位が高いので、他の人を馬鹿にしてみるようなところがありますが

   実より名をとる生き方をします。誰も見ていなくても

   自分を捨てても名誉は守るという生き方を好みます。

☆戌(陽の土性、魅力本能、方向は西北西、色は黄色、月は10月、徳は信)

   天の十二次に配して天の川の出発。

   万物を収蔵するところで商売の才があり、愛想は良く、社交上手で機転がきき

   財運に恵まれます。

   そして、実は土性は4つあり、春の土用、夏の土用、秋の土用、冬の土用とあるのですが

   土性は、土性と共に季節の影響も受けます。 

   ちなみに西の方角は「申・酉・戌」がありますが

   西の金性は攻撃本能を表わします。

   昔話で有名な「桃太郎さん」がお共に連れていった動物は猿と鳥と犬。

   子供の頃は「なんで、そんな弱そうな動物ばっかり連れて鬼退治?」と

   なんとなく思っていましたが、こうして見ると桃太郎さんは

   ちゃんと攻撃本能を備えている動物を鬼退治に連れていったということが

   分かります。

☆亥(陰の水性、習得本能、方向は北北西、色は黒、月な11月、徳は智)

   純陰はきわまって内面も外面も陰です。

   思想深く、粘り強く、苦労や困難にも知性を土台にして強く生きていけますが

   さみしがり屋で、孤独に弱い傾向があり、衆を作ることを好みます。

   家庭の中では明るさを発揮し、知恵や工夫に優れているので

   計画や企画に才を発揮します。

    

  

   

   

   

コメント

タイトルとURLをコピーしました