東洋の根幹的な考え方に「陰陽」という考え方があります。
これは、ある一つの物事を見た時に必ず「陰と陽」がある、という考え方です。
そして文字を見て連想するが如く
「陽」は能動的、積極的、主体的、動的、主体的、外的になり
「陰」は受動的、消極的、従的、静的、受動的、内的です。
例えば「地球」という一つの物事を見た時に
陽は「天」地が「陰」になり
人とみると、男性が「陽」女性が「陰」になり
一人の人間とみると右が「陽」、左が「陰」になります。
東洋では有形、無形にかかわらず全ての事象は「陰陽」に分けられると
されていますが、
注意すべきところは、必ず同じ一つの物を対象にして「陰陽」に分けることです。
例えば、人というひとつの種類で男性を「陽」、女性を「陰」に分けることは
出来ますが
似ているからと言って、人間と猿を見て「陰陽」に分けることは出来ません。
また、「陰陽」は相対的なものなので、目的の対象が違えば
陰陽が逆になることもあります。
例えば、外で働く男性を「陽」、家にいる女性を「陰」とみますが
もし「家庭」という問題を主軸に考える場合は、家で積極的に動いているのは
女性ですがから、女性を「陽」、男性を「陰」ととらえます。
マクロはミクロであって、ミクロはマクロでもあるので
陰陽はどれだけ大きくても分類出来、どれだけ小さくても分類出来ます。
陰陽の思想というのも、ひとつの物事には必ず「陰陽」があるという
とてもシンプルな考え方なのですが、次から次へと物事を分解したり積み重ねたり
するので、先ほどお話しした注意点を常に念頭に置いておかなければ
ひとつ歯車が狂うと答えが反対になってしまうので占者は、お客様の目的を
見極めて、正確に判断せねばなりません。
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