人体図を相生、相生していって最終的に止まる場所はどこなのか、というお話を
いたしましたが、
最終的に止まる十大主星についても簡単に細くさせて頂きます。
★貫索星で止まる場合
貫索星は個人の守りの星です。
ですので、個人的な守りを主体にする生き方を最終的にしていくと良いと
思います。(仕事でも家庭でも。)
細かいことでも、何か決断する時に迷ったら攻撃する、前進する、というよりは
やはり、保守、守る、安全策をとるほうが結局は自分に合っている、ということに
なるのだと思います。
★石門星で止まる場合
石門星は集団の守りですので、組織を構成していく、
集団の守りですので嫌なことがあっても感情的になって顔に出したりせずに
にっこり笑顔で政治家のように、のらりくらりとやり過ごしていき
最終的には「みんなで」「集団」でということを意識していくということが
結果的には良いのだ、と思います。
★鳳閣星で止まる場合
鳳閣星は伝達本能の星でもあり、合理的な星でもあり、遊びの星でもあります。
相生して止まる星は色々な課程はありつつも、結果的に目指していることなので
最終的には自然体で生きる、のんびり生きる、何か料理であったり歌であったり
絵画であったり、趣味の世界でゆっくり生きる、人生を楽しみたいという
方向になっていくのだと思います。また、鳳閣星で止まる方は周りから見ると
非常に散財する、無駄遣いをします。周りから見たら「そんな先のことを考えずに
貯蓄せずに、しょうもないことに使っちゃって大丈夫?」と思いますが
意外となんとかなっていて、お金を使うことで人徳が高まっている人が多いと
思います。
★調舒星で止まる場合
調舒星は単独行動で天才型、アーティスト型の星で、
ロマンチックな表現の星です。絵画で言えば写実派ではなく
印象派みたいな感じのイメージです。
最終的には自分個人の世界観を追求していく、一人で自分の世界に浸りたい
または、自分の感性を伸ばしてやっていく仕事を伸ばしていきたい、という
方向になっていくと思いますし、組織にいるよりは、そういう生き方の方が
満足感がある人生になりやすいということになります。いわゆる一匹オオカミの
天才型になります。
★禄存星で止まる場合
これは財の星なので、財運と縁が強くなり本人も経済的な感覚を身につけている方が
多くいらっしゃいます。
そして、愛情奉仕の星であり引力の星でもあるので人も物も引きつけたいし
引き寄せられます。よく「因縁解脱」の形と言いますが、この方が因縁解脱をするのではなく
物をあげた方が、この方に物をあげたことにより一緒に因縁も渡し、
他の方が因縁解脱をするという不思議な形になります。
☆司録星で止まる場合
司録星は蓄積の星でもあり、整理整頓の星でもあります。
大きく急激に発展させていくというのは不得意ですが、コツコツと積み上げるという
才能があります。その変わり臨機応変さはないのですが、物事をまとめるのが
非常に上手く、手堅くまとめていくということになります。
家庭の星でもあるので人生の最後も割と平均的に家族に見守られながら、とか、
家族とともに終える方が多いようです。
☆車騎星で止まる場合
車騎星・牽牛星は自己犠牲型の星ですが、牽牛星は名誉・プライドから恥ずかしいことを
したくない、という思いから「実よりも名を取る」という形ですが
車騎星は、そこまでの考えはないけれども結果的に損する役割を引き受ける、という形です。
例えば学校のクラスや会社で、面倒な割に利が少ない仕事や役割があり
誰もやりたくないことがあるとすれば、車騎星の方は自分から進んで立候補するという
わけではないんですが、誰もやろうとしないから結果的に
「誰もやらないならば、自分がするか」というように、損な役割をやることになったりします。
そして、車騎星で止まる方は男の子の運が伸びると言われています。
☆牽牛星で星が止まる場合
牽牛星で止まる場合は、名誉・プライドの星なので型から外れたようなことはせず
ルールにのっとってやることが好きな方です。
そしてプライドや自己顕示欲の星ですので、一般的に(その時代の一般的にみて)
名誉があるような仕事、例えば官僚とか、公務員とか、国の仕事とか
そうでなくとも、国家資格を持った仕事とか(資格がなくても個人の力で出来る仕事は
沢山ありますが、占い師などもそうですが←国家資格などはない。でもそういう場合は
昔からの伝統と実績があるところで習う)そういった仕事をすると良いと言われております。
ただ、車騎星や牽牛星は自己犠牲型の星になるので、このどちらで止まる場合も
自分が自己犠牲の精神を発揮することで(この世の人生では)自分が損することが多い。
その変わり陰徳を積むと言われております。
☆龍高星で止まる場合
龍高星で止まる場合は「大国の文化」と呼ばれております。
龍高星は「放浪の星」でもありますし、あちこちを動いて見聞して体験して学ぶ星ですが
海外と縁が深い星でもあります。
海外の異国の文化も自分に自然に取り込んだり、海外でも違和感なく過ごせる方が
非常に多い星ですが、また、自分のまわりの人も自分のペースに巻き込んで
取り入れていく、という特質があります
☆玉堂星で止まる場合
これは「大人(たいじん)の杖」と呼ばれており大人物を支えるアドバイザー的な人と
呼ばれています。例えば国家を動かす人物であったり会社の社長や会長などに
冷静な視点からアドバイスする人です。
龍高星は動いて学ぶ体験的な知恵ですが玉堂星は、純粋な学問や
知恵の星なので、例えば国家を動かすような人物の杖ではなくとも
例えば会社であれば外に積極的に動いて営業をしていき経済を動かす人ではなく
商品を研究・分析・開発したりする人や企画をする人に向いています。
そして、この止まる星は何か、ということに関しては
別の「局法」というのがあるので
(そこまで細かく書いていいのかな、と悩む気持ちがありますが)
もし、また機会があれば記していきたいと思います