東洋思想である「万物は五行に分類出来る。(万物は五行で出来ている)」という考え方ですが
この五行は、単独で存在しているわけではなく
お互いに助ける関係であったり、やっつける関係であったりとお互いに影響しあって
存在しております。
そして、助ける関係を「相生」関係。
やっつける関係を「相剋」関係。
そのどちらでもない関係は「比和」の関係と呼びます。
相生
★相生関係 木が燃えることで火が生じ、火が燃え尽きることで灰になり土となり
土が固まって鉱物となり、鉱物は空気中から水を発生させる。(例えば
ガラスのコップに水滴がつくように)
これらは木生火(もくしょうか)、火生土(かしょうど)、
土生金(どしょうきん)、金生水(きんしょうすい)と表現されます。
相剋
★相剋関係 木は土の中に根をはり、土は水を汚し、水は火を消し、火は金を溶かす
そして金は木を切る、というような関係を相剋関係と言います。
木剋土(もっこくど)、土剋水(どこくすい)、水剋火(すいこくか)
火剋金(かこくきん)、金剋木(きんこくもく)と呼ばれています。
山々の連なり、宝石箱の宝石達、兄弟、同じ会社の同僚など、という関係です。
比和
★比和 比和は相生でも相剋でもない関係であり、上下関係もない例えば同等の関係になります。
現象で例えるとするならば
相生の関係は上から下に流れる縦の関係です。親から子や子から孫へ受け継がれるもの、
伝達、習得、学問、宗教などの精神的なものは相生関係の中で行われていきます。
それに対し、相剋は横の関係になります。
例えば、夫婦、国家と国家、現象でいえばスポーツのように喧嘩をしたり競い合ったり
大きな喧嘩になれば戦争ということになりますが、ほどよい争いは切磋琢磨になり
切磋琢磨の中で成長し、それを相生関係で伝えていく、というような形になります。
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