お大師様の仏像がうちにお越しになるまで(6)袖振り合うのも・・・

プロフィール

そんなこんなで1.2年かかって

桔梗を無事に三峯に咲かせることが出来、

お上人様とも一緒に三峯に参拝させて頂きました。

すると三峯神社の遙拝殿で「少し待って下さい。」と、

お上人様。

そして、皆でしばらく待っていると

5.6名の団体の方がいらっしゃり

その方々が帰られると

「はい。もう大丈夫ですよ。

 ある人を連れてくるように言われていたので

 その人が来るかどうか待っていました。

 ちゃんと来られたようなので、大丈夫です。」ということで

「あの団体の方の中にいらっしゃったのですか?」と尋ねると

「そう。」ということでした。

以前、お上人様のお寺に伺った際に

用が終わり帰ろうとすると

「ちょっと待っていてもらえませんか?

 もうすぐ、こちらに着く人がいる。

 その人脳梗塞なんですが、もし、あなたたちに会えば

 助かるかもしれない。」ということで

30分ほど、その方々をお待ちしていたんですが

電話が鳴り

その方の具合が悪くなり途中で引き返した、とのこと。

そして残念そうに、お上人様が

「もし、会うことが出来たら

 一個因縁がとれて助かったかもしれなかったけど

 残念だね。」とおっしゃっていましたが

「袖すり合うのも他生の縁」と言いますが

本当に、すれ違ったり出会っただけで

何か過去の因縁が切れたりすることもあるのかもしれませんね。

そういえば、お上人様と参拝させて頂いている時に

急に知らない人に

「あなた、どこから来ましたか?」と尋ねられたりすることもあり

私自身、奈良の天河神社に参拝した時に

鳥居の下で宮司さんとバッタリ出会ったことがあり

宮司さんが

「大事な人が来られると思って見にきたんですよ。

 あなたでしたか!」とおっしゃった後(あなたって誰か、とはおっしゃりませんでした。)

「どこから来られましたか?」と尋ねられたので

「栃木です。」と答えると

「はあ?」というお顔をされたので

「今住んでいるのは栃木です。 

 でも母の実家は大阪で私は父の実家は三重です。

 なので私は大阪にも三重にも住んでいました。

 そして、今日は実家の三重から来ました。」と答えると

なるほどなるほど、とおっしゃり

御朱印帳に色々書いて下さったのですが

どこからきて、どういう人物なのか、ということも

色々重要なことなのかもしれません。

私は、そこまでのことは分からないのですが

その後に

お上人様から、お電話があり

「うちのお寺が出来る前からある(お上人様が錆びれたお寺を復興する前)

 お大師様の仏像がね、あなたのところに行きたいとおっしゃっているんですが

 あなたは、どうしますか?」とのことでしたので

気楽な気持ちではお返事しては駄目だと、もちろん思いましたが

またとない機会なので

「私で良いということであれば

 有り難くお祀りさせて頂きます。」と お返事し

その後に

お大師様の仏像を自宅にお迎えすることになりました。

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