六十花甲子法のところで、たまに「干合して変化する」と書いたりしていますが
では「干合」とはなんなのか?という疑問を持たれるかと思います。
「干合」とは、夫婦のような関係で(六親法で配偶者をみるときに使用するのですが)
基本的には異業種(異分野)の関係なんですが、くっついたら全然違う質に
変化する関係です。
ちなみに干合(くっついて変化する関係、配偶者の星)は決まっています。
干合する星は・・・
☆甲木己土→変化して土性に
☆乙木庚金→変化して金性に
☆丙火辛金→変化して水性に
☆丁火壬水→変化して木性に
☆戊土癸水→変化して火性に
となっております。
ちなみに、ここからはマニアックな話になるのでご興味のない方は読み飛ばして頂いたら
良いかと思うのですが
この干合の組み合わせが、どういう風に決まっているかというと
東洋の占いでは、必ず五行(木火土金水)を陰陽に分けております。
空間の分類の五行も
陽の五行(甲木性、丙火性、戊土性、庚金性、壬水性)と
陰の五行(乙木性、丁火性、己土性、辛金性、癸水性)と陰と陽に分けられています。
ただ、太陽は東から昇って西に沈みまずが
実際には地球は西から東に回っているのです。
そこで
天の空間は、生命のある甲木性から順に相生して甲木→丙火→戊土→庚金→壬水と回りますが
+ + + + +
地の空間は地上の中心である己土性から相生して己土→辛金→癸水→乙木→丁火と回ります。
この天と地の異次元の融合が干合で、夫婦も陽と陰の融合で
この干合の組み合わせ異次元融合になっており、この干合の組み合わせにより
干合変化します。
例えば、教科書にも述べられているのですが、
もともと、女性と男性は、別々の違う人間で文化も違い考え方も違ったんですが
結婚することにより「妻」という役割と「夫」という役割が生まれます。
そして子供が生まれることにより「母」という役割と「父」という役割が生まれます。
私も結婚して子供が生まれて思うのですが
「私」という個性と「母」という役割の個性が少し違います。
私なら、自分の人生をこう生きたい!というのはあり
私は今スマホを見たい!とか映画を見たい!とか、本を読みたい!という欲求はありますが
それに関係なく赤ちゃんは泣くでしょう。
すると「私」は今優先したいことがあり、赤ちゃんを見に行きたくないんですが
「母」という役割の私は、「私」を置いておいて赤ちゃんがどうして泣いているのか
見に行くでしょう。だって私と赤ちゃんは別人格で、赤ちゃんは、お世話をしてもらわないと
生きていけないし、欲しいものも自分では、まだ取れないのですから。
そういうことで、自分とは違うカラーが生まれます。
結婚すると「夫」と「妻」は考え方も違うし、育った環境や文化も違うので
横の関係で(上下関係ではありません。)衝突しながらも、いつの間にか違うカラーを
作り上げているかと思います。
磁石のS極とS極は反発しS極とN極がくっつくように
干合は、異業種のものがくっついて変化する関係なのです。
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