納音(なっちん)は天干が比和で
地支が対沖している状態のことを言います。
例えば
天干 辛 辛 ← 同じ(比和)
地支 酉 卯 ← 対沖
という場合。
酉は真西で、卯は真東です。
ちょうど対角線上にある正反対の支です。
ゆえに正面衝突のような状態になっているわけですが
納音は 天干も 同じで地支は対沖です。
これは名前の通り「おさめる音」で
ひとつの物事の転換期と言えます。
今までのことが一旦収まるから、転換せざるを得ないとも言えるかもしれません。
今までの人生が波に乗っていたら、ブレーキをかけることになりますし
今まで困った問題が山積していた人には、問題が収束する、ということになると
思います。
宿命で年支が後天運納音なら
<例> ここに後天運で 例えばこの年に
戊 丁 壬 壬
午 未 子 午 がまわってくると
年干支が納音になります。
年支は未来の場所でもあり、前進力の場所でもあり、仕事の場所でもあるので
前進力はなくなります。
天干は同じ質のものなので考え方や精神が変わるわけではないと思うのですが
現実である地支の方が対沖しているので、前進出来なくなる、または
環境が一変するということがよくあります。
☆月支が納音になる場合
これは、現実の立脚している所や手段の場所、または気・心・体でいうところの
心の部分でもあるのでそういうところが変化し
バーンと価値観が変わることがあったりします。
☆日干の納音が後天運にまわった場合
家庭の場所や結果の場所でもあるので、そこが納音となっているということは
家庭の問題や結果が壊れる、とも言えますが
「日支」に納音がまわると「因縁解脱」になると言われています。
大運だと10年単位で長く、ゆっくりしたペースで 色々な変化が起き
結果色々あったけど 大きな因縁は解脱した、と言えますし
年に納音がまわった場合は
小さな因縁が解脱されると言われています。
いずれにしろ「納音」はひとつの物事の転換期にはなるので
最初は、今までのやり方が壊れた!と 不幸な気持ちになるかもしれませんが
そこの場所にこだわらずに新しい方向に舵を切れば
結果、そっちの方が良かったということがあるので
絶対に変化させないように気を配るよりは、よく観察して
変化を受け入れた方が 良いように思います。
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